七五三設計 第3章 雨天・病気について

雨になったら?

ロケ撮にとって、雨天は宿命です。天候は人間の力では絶対にどうにもならないからです。野外で写真を撮ることを予定した時に、雨が降るリスクは絶対に避けられません。本当に当たり前のことなのですが、意外に受け入れられない人が多いです。

だから、どうにもならないからと言って何もしないのではなく、雨になった時にどうするかを無駄に迷わないために、予めルールを設定しておくことが安心につながると思っています。
1.とにかく当日まで辛抱強く待つこと
2.小雨程度で何とか撮影できるならしてしまう
3.土砂降りならキャンセルではなく別な日にリスケ

クラクラでは上記ようなルールにしています。
例えば、一週間前から七五三当日の天気予報をチェックし、「雨が降りそうだからどうしよう、キャンセルにできませんか?」こんなお客さんが多いです。確かに雨は心配です。せっかくの七五三の日が全て台無しになってしまうような気持になりますよね。
でも落ち着きましょう。晴れるか雨が降るかは「運」です。どうにもならないもの。できることはただ一つ「粘り強く待つだけ」です。すると「アレ?雨やんでる」ということが意外に多いのです。実際の七五三で、朝は降っていたけど、昼頃は気持ちよく晴れ渡る、なんてパターンはこれまで何度もありました。そうだとすれば、早めにキャンセルしてしまっていたら非常に勿体ないですよね。
そして、実際雨が降ったらどうなのか?「小雨ならやりましょう」です。大事なのは雨を無闇に恐れないことです。雨の日を選んで失敗してしまった、などとは思う必要がありません。クラクラではこれまで、何度も「雨の中の七五三」を撮影してきました。雨は悪いものではありません。
「人が引いて、落ち着いて撮影できる」
「雨の日独特の、光で撮れる」
「雨でやったこと自体が思い出になる」
もちろん、着物は着ている、草履を履いている、傘もさす。いろいろ苦労はあるでしょう。でもその結果、むしろ良い七五三になりうると思っています。
雨対策としては、着物用の雨コートや草履カバーなどがあります。あるいは足袋が濡れるから、替えの靴下を用意しておくなどすればいい。

そして、リスケする場合のリスクも言っておかなければならないでしょう。
(実際土砂降りになったら、どうにもなりません。その場合は別な日にリスケです)
まず、着物をレンタルしている場合は、「着物のレンタル代」がふいになり、改めてレンタルし直すということになります。
苦労して調整した「両家の祖父母や親族の予定」を更に調整し直さないといけない。仕事、保育園の休みがとりずらい。
やり直しを、そのシーズン中にできるとも限らない。なぜならクラクラもどの業者も別の日はすでに他の予約で埋まっている可能性が高い。年明けまで待たないといけないかもしれないのです。
こういったリスクや苦労が待っていることを考えれば、多少の雨ならやってしまったほうがいい、という感覚は共有できると思います。

では、どうしても雨は避けたい家族はどうすればいいでしょうか?
一応考えてみるとすると、
雨の降る確率の少ない月を選ぶ(AIでここ10年雨が降っていない日時は無いか調べる)
スタジオ撮影に切り替える(あるいは切り替えられる状態にする)
予め予定を立てるのではなく、雨が降らなかったその日に(今日)やる(それが可能な条件を作る)
はい。ここは正直なところクラクラ自身も知りたいくらいなので、画期的なアイデアがあれば是非ご意見ください。
ただ、忘れてはいけないのは、あくまで「子どもにとって良い七五三をする」ことが目的です。無理に労力がかかりすぎるアイデアは避けるべきでしょう。

ちなみに、着物のレンタル代問題についても触れておきましょう。七五三をキャンセルまたは延期すれば、基本的に着物のレンタル代は返ってきません。そしてまた改めて借りなおす必要があります。レンタル代もけっして安くはないですから、かなり手痛い出費になってしまいます。そこでどのような解決方法があるかを考えましょう。
「買ってしまう」。これが一つのシンプルな解決法です。買ってしまえば、二度料金を払うことはないどころか、何度もその着物を着ることができます。良い着物を買えば、次の世代にも引き継ぐことができるでしょう。これはまさに七五三的だとわたしは思います。
でも、そもそも着物は高価ですよね?二度レンタルするほどの元はとれるのか?その辺りの話になってくると、もはや家族ごとに予算感は違いますから何とも言えないです。
ただ、一つの選択肢としては、「中古」「リユース」つまり誰か他の家族が七五三で一度か二度着たそれを、フリマサイトなどで購入するのは、とてもコストパフォーマンスが高いです。もちろん金額も幅がありますが、概してレンタル代と変わらないコストで着物を入手することが可能でしょう。そしてこの方向性は、ある程度の着物の知識を入れつつ、ある程度の期間を費やして探すことになりますから、それも了承しておかねばなりません。それは「着物選びという長旅」に入る可能性があり、苦労がありつつも、楽しく、また七五三的意義(フォークロア)があるように思います。興味があればクラクラに相談してみると良いでしょう。
ただし、一点注意です。着物を所持するということは、保管という問題が生じます。おそらくこの保管問題があるゆえに、レンタルが主流になったものと言えるでしょう。では保管は難しいという方はどうすればいいか?
「クラクラ写真室から着物をレンタル」してください。クラクラ写真室でも予備的に着物の用意はあります。でももちろん、衣装屋さんやスタジオのような数多くの種類やサイズを取り揃えているわけではありません。だからこの場合、お客さんが着物を選ぶというよりは、クラクラが着物を選んでもっていく、というニュアンスになります。着る人のサイズを教えてもらい、合うものをクラクラが用意する。色や柄は選べないですが、「一度の料金で」レンタルいたします。そして延期になってもコストの心配は無くなります。ちなみに、クラクラで用意する着物は当然、クラクラが良いと思った着物ですから、「正絹で由緒正しい色や柄の間違いのない着物」であることだけは確かです。けっして「流行の着物」ではありません。詳しくはこれも別途相談してください。

七五三には様々な「選択肢」があることがわかると思います。しかしその「選択肢」を活かすには、早めの準備の開始が重要になります。詳しくは『七五三設計 第1章 七五三実施日の決定』などを参照し、あらゆる状況になっても不安がなく、七五三に集中できるように準備しておくことを心がけてください。

病気になってしまったら?

例えば、七五三の時期にインフルエンザが保育園や学校で流行しているというパターンはよくあります。そしてもしインフルエンザになってしまったら、一定期間の自宅待機になりますから、これはもう七五三どころではないでしょう。
当然、「延期」になります。
他の病気や怪我も同様です。「雨問題」以上にこれはどうすることもできません。
スケジュールの調整し直しは大変ですが、仕方がない。クラクラも協力しますので、無理せず延期にして、まずは体を回復し、別な日に気を取り直して七五三をすることにしましょう。
コスト面の解決については「雨がふったら?」で説明していますので、ご参照ください。